第38章 愛しき日々
「くくっ…昨夜は存分に愛してやったつもりだが…物足りなかったか?」
秘裂を弄る指はそのままに、胸の頂にチュッと口づけられて、思わず腰がびくっと跳ね上がってしまい、信長様の指が更に奥まで埋まる。
「あっ…んんっ…やっ…はぁん」
「あぁ…貴様の此処はヌルヌルして気持ちがいいな。暖かく…吸い付いてくるようだ…」
奥まで挿し込まれた信長様の長い指は、溢れ出す蜜をグジュグジュと掻き混ぜながら、ナカで円を描くように縦横無尽に動き回っている。同時に、空いた親指の腹で蜜芽を押し潰すように捏ねられて、腰から下がぐずぐずに蕩け出す。
「んっ…はぁ…うぅ…ああぁ」
障子越しに蒼白い夜明けの光が差し込み始め、徐々に部屋の中に薄明かりが広がり始めている。
ほんのりとした優しい光に照らし出された信長様の美しい顔に目を奪われて、ドキドキと胸がうるさく騒ぐ。
次々に寄せてくる快感の波に流されそうになりながらも、愛撫を続ける信長様の腕を抑える。
「ん…信長さま…もう夜が明けてしまいます…これ以上はっ…」
「ふっ…やめてよいのか?此処はそうは言っておらんぞ。…もっと違うものが欲しいのではないのか?」
クイッと指を曲げてナカの敏感な部分をグリグリと刺激されて、これ以上の快楽を抑えようとしていた理性が一瞬で吹き飛んでしまった。
「いやぁ…それ、だめぇ…おかしくなっちゃう…」
「くっ…随分と締まる…指を喰いちぎる気か?」
お腹の奥がキュンキュンと疼いて、息をするのを忘れる程の快感がじわじわと全身に広がっていく。
「あぁっ…いゃ…もぅ…だめぇ…」
信長様の指が一際奥深いところを突いた瞬間、頭の中が真っ白になって何も考えられなくなり、下肢は自分の意思とは裏腹に痙攣を繰り返した。
「………気をやったか…ほんに貴様は愛らしいな」
ぐったりと褥に身体を投げ出したまま、はっきりしない意識の中で衣擦れの音を聞く。焦点の定まらぬ目でそちらの方を見遣ると、夜着の裾をはだけさせた信長様と目が合った。
恥ずかしくて目を逸らすと、即座に顎に手をかけて強引に目を合わせられる。欲を宿した深紅の瞳に絡めとられた瞬間………
グチュンッ! グチュッ! ズブズブズブッ!
「っ…ひぃあぁ…んんっ…おっきい…」