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永遠の恋〜信長の寵妃【イケメン戦国】

第38章 愛しき日々



「朱里、今年は誕生日当日の謁見は全て断った。夜の宴までの俺の時間は、全て貴様にやる。
したいことや行きたい場所があるならば、遠慮せず申せ。
貴様の願いなら、何であろうと叶えてやる」

私の髪をひどく優しい手付きで梳きながら紡がれる信長様の言葉に、心の内が満たされて泣きそうなぐらいの幸福を感じる。


「ありがとうございます……でも…信長様のお誕生日なのに、私の願いを、なんて……」

「遠慮はいらん。貴様が楽しければ、俺も楽しい。貴様が幸せならば、俺の心も満たされるのだから」

当たり前のこと、というような至極自然な口調で言われて、また嬉しさが込みあげてくる。

「…では…城下に連れて行って下さいますか?久しぶりに信長様と城下で逢瀬がしたい、です…」

「よかろう。では、目一杯着飾って出かけよ。今日の為に、新しい小袖と打掛を作らせておいた。部屋に届けさせてあるから、後で着てみるとよい」

信長様の思いがけない言葉に、戸惑いを隠せない。

「あ、ありがとうございます…でも、急にどうして?着物は、これまでにたくさん頂いたものがあります。信長様のお誕生日なのに、私が贈り物を頂いてしまっては、何だか申し訳ないのですが………」

「ふっ…貴様は俺の正室なのだから、今日はとびきり美しく着飾って俺の隣で笑っていてくれればよい。
俺の選んだものを身に付けている貴様を見ることは、俺にとっては、この上なく満足なことなのだ」

「信長様………」

「貴様の此処も、此処も…此処も…全部、俺のものだ。俺だけの………」

熱に浮かされたような囁きとともに、信長様の指が、私の唇、耳、首筋…胸の頂、と一箇所ずつ確かめるように触れていく。

胸の頂を指先できゅっと摘まんで弄んだあと、指先はお臍の周りを円を描くようにクルクルと撫でてから、極めて自然な感じで足の付け根の部分へと進んでいく。

プチュッ クチュッ グチュンッ

「……あっ…やっ…」

そこは昨夜からの熱をそのままに、恥ずかしい程ぐじゅぐじゅに熟れていた。指先が軽く触れただけで、その先を期待しているかのように蕩けた蜜が溢れ出してしまう。


「……貴様、いつからこんなに濡らしておった?」

「やっ…言わないで…」

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