第37章 危機
自身の着物の帯を緩めて前を開くと、手早く下帯を外してガチガチに硬くなった己の一物に触れる。
亀頭の先からは、てらてらと露が溢れており、軽くしごくだけでニチャニチャといやらしい水音を立てている。
開きかけていた朱里の足を軽く合わせると、太ももの間に硬くなった一物を挟んで前後にゆっくり腰を振る。
互いの性器同士が、にゅるにゅると擦り合わさって、腰の奥が疼くような快感が訪れる。
気を抜けば、にゅるんっと挿入ってしまいそうな危うい感じが堪らない。それほどまでに、朱里の秘所は濡れそぼっている。
「うっくっう…はぁ…好いな」
何も知らず幸せそうに眠る女を無理矢理犯すような行為に、背徳感を感じて、ますます滾る。
(…これは…堪らんな。だが、さすがにそろそろ起きるか?)
身体を倒し、眠る朱里の頬に片手で触れてみるが、起きる気配はない。指先で半開きの唇をついーっとなぞると、くすぐったいのか、少し身動ぎをしたが、それでも目を覚さない。
(ふっ…こやつ、鈍感なんだか敏感なんだか分からんな…)
それでも眠る女に挿れるのは、さすがに気が引ける。
起こすつもりで少し乱暴に口づけて、口内に舌を這わせていると…朱里がいきなりパチっと目を開けた。
目と目が合って、俺がニヤッと微笑むと、状況が理解できていないのか、パチパチと瞬きを繰り返している。
「っ、えっ…あっ…信長様?何、これ?や…私…なんで?」
グチュンッ!ズチュッズチュッ!ヌプヌプヌプッ…
「ひっああぅ…いやぁ…なに…?あっ、ああぁ…」
いきなり割れ目をこじ開けて挿入ってきた、圧倒的な質量のモノに一気に最奥まで貫かれて、自らの置かれた状況を理解する間もなく、快感の波が押し寄せて来る。
「あっ…はぁ…のぶながさま…待ってぇ」