第37章 危機
退出する光秀を見送ると、すぐに寝所へと足を向ける。
目覚めたのかと思ったが、それは寝言であったようで、朱里はすやすやと穏やかな寝息を立てて眠っていた。
掛け布を掛けてやっていたのだが、暑かったのだろうか…
いつの間にか掛け布を横へ押しやってしまっており、着物の裾も大きく乱れている。
裾からはみ出した真っ白いふくらはぎが目に眩しくて、更にその上の太ももの奥が見えそうで見えない絶妙な感じに乱れた裾に、鼓動が早まってくる。
乱れた着物とその下の熟れた艶やかな肌を想像するだけで、自身の昂りがむくむくと頭をもたげてくるのを感じる。
眠っている女に欲情するなど…と己の欲深さに呆れるが、こうなってしまうと、もう自制が効かない。
体重をかけぬよう気を付けながら、覆い被さると、着物の袷を開いて中に手を滑り込ませる。
豊かな二つの膨らみを手の内に納めて、ゆっくりと揉みしだく。
胸の中心の小さな蕾を指でクニクニと押し潰したり、挟んだりしながら、徐にその一つを口に含んで吸い上げた。
チュッ チュル チュプン プチュッ ジュッ
「んっ…はぁ…」
朱里の口から甘い吐息が漏れる。目が覚めたのかと、胸の間から見上げたが、動く様子はない。
「………朱里?」
呼びかけてみても返事はなく、まだ眠っているようだ。
意識がなくても感じるのか?
帯に手をかけシュルリと解くと、着物とその下の襦袢まで一気に開いて、朱里の白い裸体を露わにする。
形の良い豊かな胸乳 くびれた腰 黒々と生い繁る陰毛
それらを上からゆっくり眺めながら、ゴクリと生唾を飲み込む。
己の一物は、既に痛いぐらいに膨張して天を仰いでいる。
そっと秘所に手を伸ばし、中指の指先で割れ目をなぞる。
クチュッ グチュンッ
蜜で潤ったそこは、簡単に指を呑み込んでしまう。
女の身体とは不思議なものだ……眠っているようでも、こんなに蜜を溢れさせている。
溢れる蜜を指に絡めるようにグチュグチュと中を掻き混ぜる。
掻き混ぜるほどに蜜が泡立ち、卑猥な音を立てる。
グチュ グチュ ジュプッ ジュプッ
ぷっくりと膨らんだ蜜芽を指先で捏ねるように押し潰すと、眠っているはずの朱里の脚がビクビクと痙攣を始めた。
「くくっ…感じているのか?いやらしいな」