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永遠の恋〜信長の寵妃【イケメン戦国】

第118章 青い花の秘密


思いも寄らない信長の言葉に、朱里は息を呑む。

「何故にそう思われるのですか?」

朱里の問いかけに、信長は地図の上を無言で指し示す。

三日月と七つの星

「ななつぼし…?」

「この海図は不自然な点が多い。恐らくは人の目を欺くために敢えてそうしているのだろう。これ一つでは足りぬ。だが、七つ揃えば…」

「七つ…地図が隠された青い花が七つあるということですか!?」

「確証はないがな」

そう言いながら、信長は青い花を地図上の月と星の紋様の上へと置く。陽の光を受けた硝子の花は、一筋の光の道を描く。

「!?」

「この花は真の海図を読み解く鍵なのだろう。金銀財宝か、秘密の交易路か、何が隠されているのかは分からぬが、探す価値はありそうだ」

「探すって…七つ全て探すおつもりですか?」

朱里が思わず声を上げると、信長は面白そうに口元を歪めた。

「無論だ」

あまりにも迷いのない即答に、朱里は目を瞬かせる。

「で、でも、本当に七つあるかどうか…どこにあるのかも分からないんですよ?」

「だからこそ面白い」

信長は指先で青い硝子の花を軽く弾く。澄んだ音が静かな部屋に響いた。信長はそのまま海図の端へと指先を滑らせて、トントンっと叩く。

「手掛かりはある」

「えっ……」

朱里は身を乗り出して海図を覗き込む。
そこには、小さな文字が刻まれていた。それはただの装飾だと思っていた模様だったが、よく見ると文字のようにも見えた。

「これ、南蛮文字ですか?何と書いてあるんでしょう…」

朱里が目を細めて見つめていると、突然、襖の向こうから控えめな声が響いた。

「失礼致します」

現れたのは光秀だった。

「何やら面白そうなお話をされているようで」

いつもの胡散臭い笑みを浮かべながら部屋へ入ってくる。

「盗み聞きとは趣味が悪いぞ、光秀」

「盗み聞きではありません。たまたま聞こえてしまっただけです」

絶対に嘘だ。朱里は心の中で苦笑いを溢す。

光秀は広げられた海図を見るなり、僅かに眉を上げた。

「これは……」

「読めるか、光秀」

「いえ…しかし、この紋様には見覚えがあります」

「ほぅ…」

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