• テキストサイズ

永遠の恋〜信長の寵妃【イケメン戦国】

第108章 離れていても


「っ…はぁ…は、くっ…」

ズクリと腰が重く疼く。起き上がって褥の上に胡座を掻くと、堪らず夜着の裾を荒々しく乱した。
昂って張り詰めたものは下帯をグッと押し上げており、見るからに窮屈そうだった。

(くっ…想うだけでこのような有り様になるとは、俺も随分と我慢が効かぬ男になったものだ)

己の堪え性のなさに呆れながらも、このまま見て見ぬ振りもできなかった。気を逸らすにはあまりにも昂り過ぎていて、このまま何事もなかったかのように眠りにつくことなど到底できそうもなかった。

はぁっ、と自嘲気味に嘆息すると、信長はゆっくりと下帯に手を伸ばす。緩慢に結び目を解くと、信長の戸惑う気持ちとは裏腹にぶるんっと勢いよく天を仰ぐ一物に何とも言えない後ろめたさを感じてしまう。
夜着の前を寛げて肌を露わにしても、部屋の寒さなど感じぬほどに身体は熱く火照っていた。
腹に付くほどに反り返り、固く強張った一物は先から物欲しげな涎をトロリと溢した。溢れた粘液が竿を伝って垂れ落ちていくのを掬うように、下からゆっくりと擦り上げた。

「っ…くっ……」

ぬちゃっ、という粘着質な水音が静かな室内で予想外に大きく響いたような気がした。
そのまま少し強めに握ると、瀞み(とろみ)のある粘液がこぷっと音を立てて先から再び溢れ出る。それを指先に絡めて滑りを良くすると、腰を緩々と揺らしながら扱き始めた。

「くっ…うっ…朱里っ…」

『ひっ…あっ…や、あっ…んんっ…』

頭の中で想像するのは、組み敷かれて腰を揺すぶられながら恍惚とした表情を見せる朱里の姿だった。

とろんっとした蕩けた目
強請るような半開きの唇
開いた唇の奥に誘うようにチラリと覗く赤い舌

愛らしい唇から、はぁはぁと荒い吐息が忙しなく溢れる様に、もっと滅茶苦茶に乱してやりたいと思ってしまう。

『んっ…信長さまぁ…もっと…』

もっともっと、と想像の中の朱里に強請られるたびに信長の手の動きは早くなる。
緩急をつけて上下に擦りながら、先の括れた部分を指先で引っ掻くようにして刺激すると、思わず腰が浮くほどの快感が襲う。
粘液に濡れた手を己のモノに滑らせていると、温かく柔らかな朱里のナカに包み込まれているような錯覚を覚える。

「っ…あっ、朱里っ…」

次第に増していく興奮の極みに身を委ねるように、信長は目を閉じて朱里を想う。



/ 1937ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp