第104章 魅惑の果実
「ひっ、うっ…あっ…ダメっ…触らないで…」
「俺のモノを舐めながら、こんなに濡らしていたのか?いやらしいな…俺がもっとよくしてやろう」
「あっ、んっ…ダメっ、本当に…今宵はこれ以上はダメです!」
焦らすように割れ目の上をすりすりと擦る指の動きに身悶えてしまいながらも再度、信長様の身体を強く押し返した。
「………貴様、本気で言ってるのか?」
強い拒絶の意思が伝わったのか、信長様の顔が険しくなる。
「信長様…今宵はこのままお休み下さい。ここ数日、ほとんど眠っていらっしゃらないでしょう?今宵は朝までゆっくりお休み下さい」
「なっ…貴様、この状況で俺に寝ろだと?冗談も休み休み言え。これで寝られるわけがないだろうが」
硬いものが足の間にグリッと押し付けられる。
「んっ…あっ…(っ…まだ硬いまま…)」
「コレは貴様を可愛がらねば収まらん。分かっているだろう?」
「そ、それならば、もう一度私がご奉仕を…」
「阿呆っ、それではもう足りんわ。貴様がいい。貴様を抱きたい」
「それは…私もその…信長様とシたいのは山々ですけど…でも、お願いですから身体を休めて下さいっ!」
「分からぬ奴だな。貴様を抱かねば眠れんと言っておるだろうが」
「そんなこと言って…また朝までお休みにならないでしょう?」
「それは貴様次第だが…言っておくが、先に煽ったのは貴様の方だぞ?」
「そ、そんなつもりじゃ…私はただ、お疲れを癒したかっただけです」
久しぶりの触れ合いは嬉しかったし、もっと深くまで…という気持ちがないわけではなかったが、今はただ信長様に朝までゆっくり身体を休めていただきたい気持ちの方が強かった。
(これ以上に私ができること、何かあるだろうか…)
「さぁ、褥へ参りましょう。今から眠れば朝までたっぷり時間はありますから。そうだ、膝枕をいたしましょうか?」
「…………」
信長は不機嫌そうに眉間に皺を寄せ、無言で床の上にどっかりと胡座を掻いて座ったまま動こうとはしない。
明らかに機嫌を損ねてしまったようだが、さりとて私もここで折れるわけにはいかなかった。
「信長様っ!」