第101章 妻として母として…その先に

「んっ…信長さま…も、やぁ…意地悪しないで…」

焦らすような触れ方で身の奥の熱をじわじわと煽られて、朱里は堪えきれずに信長に訴える。
その涙交じりの潤んだ瞳を見て、信長の欲はグッと昂りを見せる。

「っ…意地悪などしておらん。俺は貴様を悦ばせたいだけだ。嫌なのか？ん？」

キュッと胸の尖りを指先で摘まれて、グリっと押し潰すように捏ねられる。
それだけで身体が甘く疼いて腰がいやらしく跳ねる。

「や、いやっ…それ、やぁ…おかしくなるからぁ…」

「貴様の身体は嫌とは言っておらんようだがな…くくっ…こんなに固く尖らせて…熟れた果実のようだな」

片方の胸の先を指先で弄りながら、甘く芳醇な果実の香りに誘われるようにもう片方の胸の先に唇を寄せる。
躊躇いなくパクリと咥えて、尖らせた舌でくるくると舐めると、朱里はイヤイヤと身体を捩らせて身悶える。

「やっ、あぁ…ダメっ…待って、んっ…信長さまっ…待ってぇ…」

じゅぷっと激しい音を立てて吸い上げられ、腰の奥がジクジクと疼いて堪らない。

(んっ…あぁ…ダメっ…もぅ…溢れちゃ…う…)

身動ぐと、足の間がぬるぬると滑っているのが分かる。今にも零れ落ちそうなほど蜜に濡れた様子が目に見えるようで恥ずかしい。
触れられる前からぐずぐずに蕩けてしまっていることを知られたくなくて身を固くする私を信長様が許してくれるわけもなく……
骨張った大きな手が足の間に滑り込み、内腿をゆるりと撫でる。

「っ…あ、んっ…やっ…」

中心部分には触れず、すりすりと何度か往復されるだけでも、ひどく気持ちがいい。
気持ちが良くて、でも焦ったくて…モジモジと腰を浮かせる私を見て、信長様は愉しげに口の端を上げて笑むと、徐ろに片足を持ち上げて内腿にチュッと口付けた。

「ひっ…んっ…やぁ…だ、だめっ…やだぁ…」

皮膚の柔らかな部分に感じた熱い唇の感触に敏感に反応してしまい、あっと思う間もなく中心部分からトロリと蜜が垂れ落ちた。

蜜が尻の方へ流れる感触に焦る私に、更なる甘美な刺激が訪れる。

ーちゅぷっ…ぴちゃ…

「ぁっ…ひっ…ンンッ…やっ…あぁっ…」

流れ落ちた蜜を掬い取るように、割れ目の上をねっとりと舌が這う。
熱く湿った舌の感触は、我を忘れるぐらいに気持ちが良くて、思わずあられもない嬌声を漏らしてしまった。