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永遠の恋〜信長の寵妃【イケメン戦国】

第15章 発熱


「っ、何をするっ」

額に当てた私の手を、信長様が乱暴に振り払う。

「…信長様、額が熱いです。…お熱がありますね?」

目をじっと見つめて言う私と、頑なに視線を合わせようとしない信長様。

「貴様が心配することではない。
やらねばならぬ政務があるゆえ、俺は忙しい。貴様ももう下がれ」

「……信長様…」

もはや聞く気はないとばかりに、再び書状に目を通し始める。

呼びかけても答えてくださらない。

有無をいわさぬ頑なな態度に、それ以上何も言えず仕方なく天主を出た。
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