• テキストサイズ

なまいきざかり。 R-18 短編集

第2章 由希センパイ、おしおきね。




二人で達した後、しばらく抱きしめ合った。

目の前の人がお互い愛しくてたまらなかった。


呼吸を整え、二人で横になり余韻に浸る。



…のも束の間。


「つ、冷たい!なにっ⁉︎」


由希がパッと布団をめくる。


布団のほぼ真ん中に大きなシミが出来ていた。




真顔のまま、記憶を辿る。
すぐに由希の顔が赤くなった。


「…も、もらした、の…私。」

布団で顔を覆いながら、恐る恐る成瀬の方を振り向く。


「…。いや、潮だね。」

「……しお?」


「潮吹きだよ。センパイきもちかった?」


「なっっ…知らない。」

由希の頭の中は?でいっぱいだった。
ぼんやりする頭の中で、何かが出る感覚があった事だけは覚えているが、それがなんなのか、あの時は気にする余裕が無かった。


また布団の中に潜ってしまった由希を引き上げて、軽くキスをする。



「ちゃんと俺だけ見てて。」

「…うん。」





再び深いキスをした。

/ 82ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp