第2章 由希センパイ、おしおきね。
…ガチャっ…ガチャンっ
由希の手枷を外してあげる。
「ごめんね。センパイ。」
そう言って由希を強く抱きしめる。
「センパイ…いい…?俺も、限界。」
…コクっ。
顔を赤らめたまま恥ずかしそうに頷く。
先程の由希を見て、苦しそうに腫れあがった自身を由希の中へあてがう。
「…んっっぁぁっ…っっっっっ」
「…あ…っ」
成瀬も儚げな声をあげる。
「センパイっ…も、やばいかも。」
何度も入れたい衝動に駆られながら、由希の事を酔わせるのに専念してきた為、我慢の限界だった。
「う、うんっ…っっっあっ……はぁっ…っ」
何度も達したそこは静まり切っておらず、追い討ちをかける様に快感が襲ってくる。
由希は余裕が無い中、ふと成瀬の顔を見上げる。
そこには私しか知らない、私にか見せない成瀬の顔。
イキたいのを我慢しているのか、少し苦しそうにも見える。
本当に年下なのだろうかと思うほど、色っぽい表情と息遣い。
「んっ…っ…ぁ……」
愛おしそうに抱く成瀬に必死にしがみつく。
恥ずかしさは消えないかもしれないけど、それでも全てを委ねてもいいと思える存在。