第2章 由希センパイ、おしおきね。
どさっ……
…ばさっ
ガチャっ…ガチャンっ
……。
一瞬顔が固まる由希。
「…っっっっ!…ちょっっな、なにこれっっっ離しなさいっっよっっ!!」
ベッドに押し倒されてからほんの数秒。
風呂上がりに着ていたTシャツはいとも簡単に脱がされ上はキャミソールだけの状態で何故か手元には手錠でベッドに繋がれていた。
「なっなにこれっ…っなんで、こんなものっ」
「なんか阿部が景品で当たったとかって。んで、彼女いない事に今更気付いたらしくて一式無理矢理渡された。」
「ほんとは使う気無くて捨てるつもりだったけど、今日はホラ…お・し・お・きだから。家から持ってきたの」
「だ、だからってこんなものっっ…今すぐとりなさいっ」
ガチャガチャと動かしてみるが、一向に取れる気配はない。