第2章 由希センパイ、おしおきね。
「センパイがほんとに反省しないと取ってあげないよ。」
睨みつける由希の視線を物ともせず、由希に覆い被さる成瀬。
「由希センパイは誰のものか…ちゃんと体に刻ませてあげるね」
そう言って成瀬は由希に何度か唇を合わせた。
「…ぅ…っは…やっ……そ、れっっ……っ」
由希の口から離れた唇を耳に添わせてなぞる様に舐める。
…ちゅっっ……くちゅっ……っちゃ…っ
耳と言うだけあっていつもより、どこよりも音が鮮明に聞こえてくる。
外側から、中の浅い所まで、ゆっくりゆっくり…わざと音を立てる様に。
「……ひゃっぁっ……はっ……ぁ…」
内側からゾワゾワくる感覚に耐えられず思わず身をひねる。
「センパイ…好きだよ…。」
耳元で囁かれるその声は色っぽさが増し、由希の体を熱くする。