第2章 雨・出会い
が家に入ると、一人の男の人が部屋からでてきた。
「おう、リヴァイ。遅かったな。・・・おい。誰だよ。」
その男はなぜかあきれたようにリヴァイに聞いた。
「孤児のガキだ。不良に絡まれていてな。」
イザベルに言ったように伝える。
「はあ、お前って本当にお人好しだな。イザベルの時と同じで一緒に住ませるつもりだろ・・・。」
何でこの人わかるのかなあ。
は首を傾げた。
「よくわかったな。なら話が早い。一緒に住むことになるから頼むぞ。」
リヴァイはさぞあたりまえのように言った。
「あーあ、わかったよ。俺はファーラン・チャーチだ。お前は?」
「えと・・・よ!よろしくね^^ファーラン。」
イザベル同様満面の笑み。
ファーランはため息をついてから、諦めたように微笑んだのだった。
イザベルは楽しそうに笑い声をあげた。
「これからは四人で自由を手にするのかあ!」
「自由?」
はきょとんとした。
「おう!俺はいつか鳥のように自由になるのが夢なんだ。」
イザベルがガッツポーズをした。
「鳥みたいに・・・。うん!いいね!それ。私も鳥みたいに自由になりたい!」
は新たな夢ができて喜んだ。
リヴァイは満足そうに口元を緩めた。