• テキストサイズ

君の帰ってくるその日まで

第2章 雨・出会い


が家に入ると、一人の男の人が部屋からでてきた。

「おう、リヴァイ。遅かったな。・・・おい。誰だよ。」

その男はなぜかあきれたようにリヴァイに聞いた。

「孤児のガキだ。不良に絡まれていてな。」

イザベルに言ったように伝える。

「はあ、お前って本当にお人好しだな。イザベルの時と同じで一緒に住ませるつもりだろ・・・。」

何でこの人わかるのかなあ。

は首を傾げた。

「よくわかったな。なら話が早い。一緒に住むことになるから頼むぞ。」

リヴァイはさぞあたりまえのように言った。

「あーあ、わかったよ。俺はファーラン・チャーチだ。お前は?」

「えと・・・よ!よろしくね^^ファーラン。」

イザベル同様満面の笑み。

ファーランはため息をついてから、諦めたように微笑んだのだった。

イザベルは楽しそうに笑い声をあげた。

「これからは四人で自由を手にするのかあ!」

「自由?」

はきょとんとした。

「おう!俺はいつか鳥のように自由になるのが夢なんだ。」

イザベルがガッツポーズをした。

「鳥みたいに・・・。うん!いいね!それ。私も鳥みたいに自由になりたい!」

は新たな夢ができて喜んだ。

リヴァイは満足そうに口元を緩めた。
/ 13ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp