第6章 5.
少しの荷物しか持ってきていない男達は早々に荷解きを終えて各々好きなことをしていたが、日が暮れる前突然雪が3人の食器がない事を思い出し言うと任務もないし4人で必要なものを買いに行くことになった
車を持っている3人の中でも6人乗りの車体の大きな車を持つビクスバイトの運転で近くのショッピングモールに行った
中に1つ食器の専門店がありそこに入る
サファイアと雪、ペリドット、ビクスバイトと別々にみてゆく
人気の夫婦茶碗の前で雪がふと立ち止まる
それに気付かずサファイアは歩みを進める
「色々な物があるんですね。食器を見るのも面白いです」
「…サファイア、このお茶碗…や、やっぱりなんでもないです。他の見ましょう」
雪の反応に疑問はあるものの雪の歩みに従ってついて行く
そこにペリドットが現れてサファイアに言う
「ふーん、サファイア、雪さんおまえとペアのが買いたいんだって」
図星を言い当てられて顔が少し赤くなる雪
「ちょっ、ちが」
その反応をみて理解したサファイアはその茶碗を持ってカゴに入れる
「違うんですか?僕も雪さんとお揃いのものが欲しいと思っていた所なんですが」
「っ…」
ペリドットを軽く睨んでからサファイアの言葉にどういおうかと悩む
「お嫌でなければ他のものも2人で揃えて良いですか?」
優しい笑顔でそう言われてしまえば、
「はい…」
というしかなかった