第6章 5.
ビクスバイトさんもサファイアもすぐに戻ってくると予想してまだ出てこないペリドットを起こしに行く
コンコン
「おはようございます、そろそろ朝食を…」
ガチャ
「雪さん、ありがとうございます。準備したらすぐ行きます」
割と早く出てきたペリドットはそう言うとまた部屋に戻った
そんなに長く見たわけではなかったけれどさっきのペリドットは目も当てられないくらい色っぽかった
危ない、明日からはほかのヒトにお願いしよう、うん。
翌日以降他の2人に頼むも何故か出てこない日が続き、私が起こしに行くとすぐに出てくれることからペリドットの起こし担当は私になってしまった
タイミングよく4人が揃い朝食を口にする
早々にビクスバイトさんは食べ終わり、サファイアも任務があるからと食べてすぐ家を出た
「雪さんは料理上手ですね。美味しかったです」
最後まで残ったのは私とペリドットで、その彼は私にそう言うと全員分の食器も洗ってくれた
「ありがとうございます」
好意に甘えて私の分も洗ってもらう
「構いませんよ。手伝うと昨日言いましたしね。」
「それと、雪さんに伝えたいことがあります」
?
「俺は比較的夜の任務が多いので夕食は要りません。夜中に帰ってくるので起こしてしまったらすみません。あまり寝ていなくて起こすのも大変だと思います、面倒なら起こさなくても大丈夫です。」
「分かりました。夕食必要な時は教えてくださいね」
「はい、ありがとうございます」