第6章 5.
結局、一人一つ使ってもまだ余る部屋数に
雪含め一人二つの部屋を持つこととし
雪は元いた部屋と、趣味に使うのだというクローゼットが多めの明るい部屋
ペリドットは珍しい緑色の家具が揃った質素な部屋と、仕事用にと棚が多い書斎の様な部屋
サファイアはどデカいベッドが置いてあり寝るだけの様な部屋と、化学室の様な部屋というには不思議な部屋
ビクスバイトはどこかのモデルルームの様なモノクロの部屋と、ショーケースが置いてあり何か物を展示できる部屋
に決まった
そして、二階に一つだけある大部屋は3人で組む時の作戦会議に使われる部屋と決まった
基本的に全員趣味・仕事部屋には立ち入らないように。と決まり、鍵を付けたい人は各々が手配することとなった
「雪さん、家事で何か手伝った方がいいことはありますか?」
「料理洗濯、共有スペースの掃除は私に任せてください。…うーん、ごみ捨てはお願いしても良いですか?」
「分かりました。ごみ捨ては俺とビクスバイトとサファイアで交代にします。手伝える時はなるべく手伝いますが、基本家事はお願いします。」
勝手に決めていくペリドットに、サファイアもビクスバイトも特に文句は言わず話は纏まった