第6章 5.
「雪さん、俺らはどの部屋を使っていいんですか?」
奇麗な笑みを貼り付けてペリドットが雪に問う
「私が使っている部屋以外はどこでも空いています。内装は元々してあるから、それを見て決めるのがいいかも。勿論、お願いされれば掃除するけど、入らないことを望むなら入りません」
「分かりました。俺の部屋には入らないでください。早速内装確認させて貰いますね」
そう言って荷物を持ち2階に上がっていくペリドット。それに従っていくビクスバイト
残ったのはサファイア
「雪さん、少しいいですか」
「はい」
サファイアは雪を連れて玄関まで歩く、
そして2人が見えなくなったら雪の肩を掴み言った
「どうしてここに、。僕は貴方に安全な所にいて欲しかった」
力強い手、でもそれは心配のあまり故だった
「何故ペリドットを知っているんですか」
「…それは、サファイアの近くにいたくて。彼とは元々の知り合いです」
「気持ちは嬉しいですが、僕のせいで貴方まで危険な目にあうと」
「大丈夫ですよ、約束してもらいましたし」
「それでも、他の人間は危害を加えるかもしれない」
「でも、ここにいる限りは守ってくれるでしょう?」
「それは勿論ですが、、」