第5章 4. ソーダーライト
男の自己紹介を聞いた少女の顔は正に顔面蒼白
"ジェット"それからは誰もたすけられない
そう教えられてきたから。
「君はアルビノの遺伝子を、僕のお仲間の遺伝子を着床させたかったんだよね。でも君みたいな子にはあげられないや」
そう言うと近くにあったおおきな玩具を、無遠慮に突っ込む
そして臓器が抉れてしまうほど強く奥まで刺した
「コレでもう子宮はダメだから大丈夫だね」
「あ、あと君は血の涙がすごく大事なんだよね。
けど、僕もだよ。ほら、ね」
そう言った男の目からは、紅家時期当主にしか流れるはずのない血の涙が確かに流れていた
「安心して、それはとったりしないよ。ずーっと血の涙を流させてあげるからね」
そう言うと近くの道具で目を抉りくり抜いた
「ほらね、これでずっと血の涙を流せるよ」
そう笑顔で言う男を
上の空間からハックマナイトは驚きと喜びで見つめる
ダイヤモンドとヘリオドールは、その少女が"面白いこと"を言ったんだと特に興味なさげに見て
女の兄はどこか嬉しそうにみていた
「ハックマナイト、久々に食事でもしょうか」
「はい!ジェット様」