第4章 3.
「それはもうね。、毎日毎日来ないか来ないかと他の部署の何処ぞの男共がここに来るくらいだからね」
「毎日毎日ライトさんが来ないかとソワソワしているのはグレイさんですがね」
途中から会話にはいってきた男は一見凄く優しそうな男だが、キレると目の色が変わり手の付けようが無くなるくらいの強者だ
「ち、ちょっとルイ!?何言ってるのよ」
図星なのか、少し頬を赤く染めるグレイ
「そうか。俺には誰もいないのかと文句の一つでも言おうと思っていたが、グレイが思ってくれていたなら必要ないな」
その言葉に更にグレイの頬は紅くなる
「本当ですよ。見てるこっちが恥ずかしくなるくらい何度もチラチラ見てましたよ」
「ルイ!!もう、仕事中なのよ!ライト、組織について話してもらうわよ」
「あぁ」
恥ずかしいのを隠したいのか急に仕事の話に戻した可愛らしい上司の姿に笑顔を深めるルイという男
「僕もお話伺ってもいいですか」
「構わないわ。記録を手伝って頂戴」
「はい」
「じゃあまず、近況を報告して頂戴」
「あの組織の中にはBOSSからNo.5までがいて、認められると名前が貰えるのは分かっているよな?」
「えぇ」