第4章 3.
ガチャ
「ライト!!」
空いた扉にいち早く反応した女性は入ってきた男の元に駆け寄る
「久しぶりだな、グレイ」
その女の肩に手を置き少し疲れた顔で言葉をかける男
「ずっと連絡がないから心配してたのよ」
「すまない。流石は組織と言った所で、周りの目が鋭くてな」
「無事そうで良かったけど、、」
ドドドドドッ
「「「「「「ライトさん!優さんは!!?」」」」」」
男が来たと噂を耳にしてきた職員が口を揃えて優のことを聞く
苦笑いした男はつづけた
「優なら無事だ。安心しろ。
ただ、こちらには暫く戻って来れないそうだ」
喜んだのも束の間、暫く会えないとわかると目に見えて落ち込むメンバー達
「「「良かった…。けど、会えない!!!」」」
「貴方達、ライトのことも労りなさいよ
あの組織にいて無事なことを喜びなさい。
貴方達が行っても死んで帰って
来れないような所なんですからね」
「「「「グレイさん、…すみません。、ライトさん、お疲れ様です」」」」
「あぁ。お前達もお疲れ」
「ふっ…相変わらず優は人気だな」