第3章 2.
prrrr prrrr
「No.6 ビクスバイト
今から会いたい」
『これから迎えに行くわ。』
コンコン
『私よ』
ガチャ
「わざわざ来てもらって悪い」
『いいのよ。それで、要件は?』
「外で話してもいいか?」
『…えぇ。構わないわ』
『そういえば、ハックマナイトとの仕事上手くいっているようね』
「あぁ。流石に上手くてやり易い」
「俺が最初からNo.4であるあいつと
よく組んだのはお前が関係しているか?」
『いえ?ハックマナイトは元々ヘリオドールと
よく組んでたんだけど、忌み嫌っててね。
それで、あなたがいいって彼女から言われたのよ』
「そうか」
『しかも、あなたの腕はなかなかたつそうじゃない』
「ヘリオドールとやらには到底叶わないだろうがな」
そんなことは無い。
ビクスバイトは、ハックマナイト以外の幹部と
はあったことがないから分からないのも仕方ない
だが、本当のNo.は
No.3 ビクスバイト
ヘリオドールをゆうに超えている。
知ってても言わないハックマナイトもタチが悪いが、
名前の時点でNo.は変動している