第3章 2.
____ダイヤモンド(優)side
今のところは計画通り
駿河廉がサファイアとして無事組織入りしたし、
ペリドットも組織の中で上手く立ち回っている
ビクスバイト(ライト)が想像以上に組織の一員、
No.6として馴染んでいることには驚かせられた
レッドベリルとして会ったあの日以降
ビクスバイトとは会っていなかった。
別人のように現れた私に何を思っているだろう
サファイア、ペリドットと会った際
一言も話さなかったが、こっそりと隠れた片手に指が絡められたこと。
つまりは、私(ダイヤ)が優とバレた可能性がある。
レッドベリルの時は反応的に気付いていないようだが。
これは1番の想定外
だから、この人生は"楽しい"
ライトから、間違いなくどうやって潜入したのか、
あの地位にたどり着いたのかを聞かれるだろう
勿論、その理由は考えてある。
そしてそれに嘘偽りは無い
彼以上の切れ者は私の知っている限りいない
それは私がどの立場上にいてもだ。
彼と渡り合えるのも、
私と渡り合えるのもきっと彼だけ
でも、私が1枚上手を行くわ