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貴方と一緒に【ツイステ】R18

第5章 2日目


横を向くとばったりと相手と顔を合わせてしまった。
…あ、この人は昨日のあの双子のもう1人だ。
1番会いたくなかったのに…



「…おはようございます」
「こっち見てそんなにちゅーして欲しいの?今の俺すげぇ気分が良いからしてやっても良いけど」
「け、結構です」


朝から心臓に悪い。
この人は顔はとびきり良いからね。

それに捕まってしまえば終わりなのに軽々しく捕まってしまった。
とりあえずこの状況から逃げ出さなくては



「今日は昨日みたいな顔してくれないんだー」
「昨日みたいな顔って…?」
「目をうるうるさせて俺を睨みつけてる顔。」
「それは時と場合によりますよ」


会話をしてするりと彼の腕から逃げようと試みた。


「あー小エビちゃん逃げようとしないでよ、また逃げようしたらぎゅーって絞め殺すよ?」
「ひえ…」
「あははその顔かわいー」


あははと彼は笑いながら顔を私の頬に擦り寄せてきた。


「あー、小エビちゃんといるとなんか幸せな気分。」
「そう…ですか」


どうやら彼は今日は甘えてくるだけのようで何かしてくるような感じではなさそうだ。
その様子を見て、私は少し安心した。

フロイド…先輩で、いいのかな?
うん、多分先輩だろうと思うし。


自分の思ってたよりも恐ろしい人ではなかったみたいだ。
ちゃんと1体1でこうやって接してみると案外恐ろしい人ではない事が雰囲気で伝わってくる。


…昨日襲われたけど。


「そういえば今日休日なのになんで小エビちゃんはここにいるの?」
「え、休日なんですか」
「うん」


フロイド先輩が言っていることは本当とは限らないけど、相手の表情と声音を聞く限り嘘ではなさそうだ。
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