第4章 新しい生活1日目
そして2人の男に私の巻いているサラシが見えるところまで脱がされてしまった。
男は舌なめずりをし、サラシに手をかけサラシを解かれてしまった。
そして私の下着が露になってしまう。
「なんだ、ナイトレイブンカレッジの生徒って言うからてっきり男かと思ったけど女じゃないんだ」
「キミみたいな子は嫌いじゃないよ」
2人の男はニタリと笑った。
気持ち悪い。
この2人の男に抱く感情はそれでしかなかった。
捕まる前にさっさと逃げてしまえば良かった。
もう嫌だ…誰か助けてよ!誰でもいいから!
私は何度も心の中でそう叫んだ
「では早速…」
「おいテメェ俺の友達に何手ぇ出してんだ」
聞き覚えのある声が聞こえて私はすぐにそちらを見た。
その声の人物はデュースくんであった。
いつもと違う雰囲気を纏っているが、そのことについては後にしといてとにかくデュースくんが来てくれて安心感が込み上げてきた。
「あ?なんだよ?お前もナイトレイブンカレッジの生徒か。すみませんね今取り込み中でね、ちょっと退散して貰ってもいいかな?」
「あ゛?退散しろって言われてそうするわけねーだろ、さっさとその汚い手をそいつから離せよ」
「汚い手だとゴラ゛ァ?!ぶっ殺すぞこの野郎!」
「殺せんなら殺してみろよ単細胞」
デュースくんは2人の男に煽ると2人の男は完全にキレたらしく、デュースくんに殴りかかった。
2対1は流石にまずそうだ、デュースくんがもしもボコボコにされて殺されてしまったらどうしよう。
…と思ったのは一瞬でデュースくんは華麗な動きで2人の男を殴って気絶させた。
「…」
これには私は口を開けて驚く事しか出来なかった。
「おーいデュース、○○が見つかったかー…ってオイ!なんだこの男らは?!」
エースくんは私達のいる路地に入ってきてデュースくんの元へと近づくと驚いていた。
ちなみにグリムはエースくんの肩に乗っていた。
「○○を襲おうとしてたからぶん殴った」
「殴ったって…えっ、○○が襲われた?!…っおい!○○服装整えろよ!色々見えてるぞ!」
エースくんはそう言って顔を真っ赤にした。
私はそう言われてようやく今の自分の状況を理解して恥ずかしながらも服装を整えた。