第4章 新しい生活1日目
と、エースくんが言い出し、この場で約束が決まった。
「とりあえず○○の買いたいものをさっさと買うんだゾ」
「そうだね、じゃあまず最初はシャンプーとかティッシュかな」
「そうか確かあの辺にあったな」
その店はデュースくんに案内して貰った。
日用品が沢山揃っていてとりあえず必要なもはすぐに買うことが出来た。
次は何買おう?
下着は必要だし服も必要。
あと洗濯機は流石に買えないから洗濯板とバケツも買わないと。
あと洗濯バサミとかハンガーも。
オンボロ寮のシャワーから水が出ていて良かった。
それにお湯も。
そのお陰で無駄な費用が掛からなそうだ。
…あ、そういえばまだ掃除していない部屋もあったな。
一応掃除グッズも少しは買っておこう。
この世界でも日本と対して変わらない事に驚いた。
ハンガーもあるし、売ってあるものがあまり変わらない。
それもそれで安心したけど。
でも魔法で動くお菓子とかあって面白そうだった。
お金に余裕があるときに買おう。
「で、次は何買うんだ?」
「今必要なものはとりあえず買ったし次は下着とか服が買いたいかな?」
本当はじっくり選びたいけど取り敢えず今日は部屋着とか適当なものを買うことにする。
「あー…そういうのはあそこらへんだぜ、そういえばお前女だったな、忘れてたわ」
エースくんは笑いながらもそう言った。
遠回しに「お前は女らしくない」と言っているようにも聞こえないが、きっとこのような悪意はこの言葉に篭っていないだろう。
「流石に俺らがあそこに行くのはおかしいからあの公園のベンチに座って待ってるな、なるべく早く戻ってこいよ」
「うん、分かった」
エースくんにそう言われて私は素直に頷いた
「○○、お前は良いにおいがするから周りに気をつけるんだぞ、なんだったらグリムを持っていった方が良い」
デュースくんはそう言ったがグリムが私の所に着いてきたとして、悪い人に絡まれたとしてもすぐにグリムは逃げそうだし連れて行ってもあまり意味は無さそう。