第4章 新しい生活1日目
「泣かされたって…」
「そのあと逃げたの、そしたら道に迷っちゃった」
「…色々大変だったな」
「てかずっと思ってたんだけどなんで○○の一人称が"私"なんだ?男なんだからフツー俺とか僕とかだろ」
「他の生徒も一人称が私と同じの人沢山いるじゃん」
「まあそうだけどよ…なんか違和感っていうか、○○って女っぽいよな」
「あはは…よく言われる」
どうやら私は女っぽいと思われていらしい。
怪しまれないように仕草とか意識した方がいいか?
「昨日学園長がお前の事言ってたからどんな奴かと思ったら案外話しやすくて驚いたわ、放課後俺たちの寮を案内してやるよ、結構面白いぞ。…まあ、ルールが細かくてめんどくさいけどな」
「俺もそう思う。」
「あー、放課後か…今日はお買い物しなくちゃいけなくて」
「へえー買い物かー面白そうだし俺もついてっていいか?」
「ええ…それは流石に…だって買うの日用品だし…」
「んじゃ俺がいろいろ選んでやるよ、お前魔法には疎そうだし、知らねー事多そうじゃん。」
「そう言われちゃそうだけど」
それにしてもエースくんはグイグイくるな…
「じゃあお願いしようかな」
「やったー!」
物珍し物とか見てみたいし。
せっかくなら楽しみたい。
「なら僕も着いて行ってもいいか?楽しそうだしな」
「エースくんだけっていうのは流石に差別になっちゃうし良いよ。」
今日下着とか服を全部揃えちゃおうかと思ったけどそういうのは大体で決めてちゃんとしたやつは後で買いに行こう。
その後、私達は色んなことを話しながら食事を終え、自分たちの教室へと戻った。
午後の授業も相変わらずで、あっという間に放課後になった。