第9章 愛を注いで

「…ま、無理しなくていいけどね」
「え？」
「ハルちゃん、すぐ頑張ろうとするから」
「…そんなことないよ」
「そお？俺もすーぐ甘えちゃうからさ。ダメなんだけど」
「…そんなことないでしょ」
「フフッ。わかってんだけど。だいぶズルしてるから。優しさにつけこんで、洗脳してるからね、俺」
「…」

相葉くん…。


「でも…いいよ、ホント無理しなくて。こればっかりはさ、しょうがないっていうか。心の中までは、カンタンに変えられないのは、わかってるから」
「…」
「俺はハルちゃんに本気で好きになってもらえるように、全力でアピールし続けるから！」
「相葉くん…」
「…あの。でも、ガチで『うぜー』って思う前には、それとなく言ってね？それとなくね。傷つくから」
「…フフッ」
「でも…無理かな。俺も。抑えられる自信ないもん」
「え？」
「ハルちゃんへの攻撃。だってもう、次々溢れて止まんないんだよね。どうする？マジで」
「に、逃げる？」
「いや、逃がしませんよ。せっかく掴まえたのに。逃がしてなるかっ。もー…籠の中に閉じ込めちゃうっ」
「あはははっ」
「…ま、鍵はつけませんけどね？」
「ﾌﾌﾌｯ。そうなんだ？」
「そうなんだ～♪」

あ、またスイッチ入った(笑)。

きっとここから愛なんだ～…♪

私もだいぶ歌えるようになりました。相変わらず歌詞は怪しいけど(笑)。