第6章 黒い甘露【イケメン戦国】
「んっ……んうっ…」
信玄が握った先を戯れに引く度、荒縄は私の秘裂を割り敏感な部分をずるっ…と擦り上げる。
「うん、良いね。
君は声も随分と愛らしいんだな。
益々、酒が美味くなる。」
ざらりとした荒縄に何度も擦られた秘部は、熱を持ちじんじんと疼き始めていた。
「さあ、もう話せるだろう?
俺の質問に答えてくれる気になったかい?
君の雇い主は……
いや、質問を変えようか。
君の名前を教えて欲しいな。
何時までも『君』じゃ素っ気無いからね。
名前で呼ばせてくれ。」
そしてまた強く引かれた荒縄の刺激に
「んあっ……。」
私は余りにも素直に名乗って仕舞う。
「か。
うん、名前も愛らしい。」
満足気に口角を上げて頷いた信玄だったが、其の両眼は全く笑ってはいなかった。
「さて、では再び本題だ。
の雇い主は?」
「ん゛っーーー…」
「ほら、の大事な場所を行き来してる荒縄の色が変わっちまってる。
が垂れ流してる物が染み込んでるって事だ。
辛いだろう?
正直に語れば直ぐに達かせてあげられるんだが……」
「あんたに……話す事なんか……無い。」
息も絶え絶えに拒絶する私を鋭い視線で射抜いた信玄は、凍える様な低い声で言い放つ。
「そうかー……残念だな。
ではもう其の口は要らないな。
また塞いで仕舞うとしよう。」