第5章 愛玩する僕の心を恐ろしく思った【薄桜鬼】
『恐らく性奴の様な扱いをされていたのだろう』
ちゃんの着ている物を剥ぎ取りながら、松本先生の言葉が頭の中で谺する。
だけど全裸になったちゃんはどうしようもなく綺麗だったんだ。
此れ迄数え切れない程の人間を斬って、其の血を浴びて来た僕の方が余程穢れてると思う。
そんな感情を吹っ切る様に、僕自身も全裸になった。
ちゃんの身体を抱き締め、素肌で感じる其の熱はとても熱くて僕は思わず問い掛ける。
「ちゃん、体調悪い?
熱があるのかな?」
そう思って見れば心無しか顔色も良くない様な……
だけどちゃんは首を横に振って、可愛くて堪らない言葉を紡いだ。
「嬉しくて、ドキドキしてるから。」
「嬉しい?」
「だって私……
男の人にこんなに大事にして貰った事……無い。」
ああ……君って本当にもう。
「うん。
大事にするよ。
大事に大事に抱いて、一杯蕩けさせてあげる。」
其の儘ちゃんを押し倒し、身体中に舌を這わす。
僕の唾液でちゃんの熱が少しでも治まれば………
いや、逆だな。
ちゃんはどんどん昂って、呼吸も荒くなっていた。
「ちゃん、気持ち悦い?」
「ん………」
「良かった。
じゃあ……もっと悦くしてあげるね。」
「ひうっっ………」
右手でちゃんの腿を割り、二本の指を胎内に突き刺す。
うん……此所も凄く熱いね。
そう言えば……あの男が言ってたな。
ちゃんは何時までも《此の行為》に慣れなかったって。
優しくしなきゃ駄目かな?
《指以外の物》を挿入れちゃ駄目かな?
でも……ごめん。
僕はちゃんの悦がる姿を見たくてもう我慢出来ない。