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keep as a pet【R-18 SS集】

第5章 愛玩する僕の心を恐ろしく思った【薄桜鬼】


「あんな不衛生な状態で囲われてたんだ。
 流行病を持ってるかもしれねえ。
 屯所に入れる前に松本先生に診て貰え。」

うん、流石に土方さんは冷静だ。

其の意見には僕も同意する。

『面倒を見る』と宣言した以上、僕は彼女を抱いたまま松本先生の医療所に向かった。



彼女を松本先生に預けて半刻……

僕が一人で待っていた広間に松本先生が入って来る。

「先生、彼女はどうですか?」

「ああ。
 君が心配している様な問題は無かったよ。
 流行病に罹患している様子も無い。
 唯なぁ……」

此の先を言い淀んだ松本先生に

「唯……何?」

顔を寄せて強い口調で問い詰めた。


「沖田君……
 彼女は何処から連れて来たんだい?」

僕が彼女を此処へ連れて来るに至った経緯を事細かに語れば、松本先生の表情はどんどん曇っていく。

そして一通り話を聞いた先生は、観念したかの様に大きな溜息を吐いた。

「心して聞いてくれ、沖田君。
 彼女の身体は此れ以上無いという程に嬲られ続けていた様だ。
 もしかすると彼女自身も気付いていないが
 既に稚児を孕んでいる可能性もある。
 こんな言い方は為たくないが……
 恐らく性奴の様な扱いをされていたのだろう。
 彼女を飼って、性欲の赴くままに繰り返し凌辱する……
 そう……《家畜》同然の存在だ。」
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