第4章 Destined future【イケメン戦国】
人間って、本当に業が深い生き物だと思う。
姫を愛でれば愛でる程、俺は益々欲深くなっていった。
大人しく俺のされるが儘に抱かれる姫に満足出来なくなっているんだ。
姫の自我が失われているのは俺が与え続けた物の所為であるのに、今では其の人形の様な言動が我慢ならない。
身体だけじゃなく心ごと欲しい。
自分勝手な事を言っているのは重々承知の上だ。
姫が自我を取り戻した時、俺は拒絶されるのかな。
俺の悪行が露見して、信長様から処罰を受けるかもしれない。
それでも、あんたに心から求められたい………
そう願い始めて仕舞った自分を押し留める事は出来無かった。
姫に朝鮮朝顔を与えるのを止めて二日……
此の程度で元通りになるとは思わないけど、以前より意識は確りとしているみたいだ。
其れでも未だ姫は拒む事無く俺に抱かれてくれていた。
「ねえ、今夜はどうして欲しい?」
「………っ!」
顔を真っ赤にして目を反らす姫。
「言わなきゃ止めちゃうよ。
此所、もうこんなにぐちゃぐちゃなのに……
止めて良いの?」
可愛い姫を虐めたい想いも勿論あるけれど、其れよりも今は姫が己の意思を顕す様を確認したい。
此れは諸刃の剣だ。
姫の意思で強請られる悦びと、いつ拒絶されるか分からない恐怖と……
全裸で腰を下ろし、俺に向かって大きく開脚した中心部を二本の指でゆったりと掻き混ぜながら再度促す。