第4章 Destined future【イケメン戦国】
此れ迄より量は減らして、其れでも加減を考えながら姫へ朝鮮朝顔は与え続ける。
今ではもう姫はすっかり俺の言い成りになっていた。
昼間は変わり無く姫を伴って出掛けるけれど、俺以外の人間とは極力関わらせない。
出来るだけ不自然に思われ無い様にね。
だって姫の目に、俺以外の男の姿を映すなんて我慢成らないから。
そして陽が落ちれば、俺と姫はずっと褥の上だ。
「可愛いね……。
あんたが愛おし過ぎて、離してやれない。」
今夜も全裸に剥いた姫の身体中に舌を這わす。
姫も嫌がる素振りも見せずされるが儘。
勿論、其の白い裸体には俺の付けた紅色の痕跡が無数に残っていた。
そう、着物で隠れる位置だけに。
首筋や手先足先には慎重に、でも乳房や腹、背中に臀部……
其所は思い切り吸い上げる。
姫が俺だけの物に成っていく様は、想像以上に昂るんだ。
だけど俺は未だ、姫の中には挿入っていない。
其れだけが《目的》では無いからね。
でも……そろそろかな。