第4章 Destined future【イケメン戦国】
過去に俺が未だ人質として各地を連れ回されていた頃……
洪の数日間だけあんたの国に滞在した時期があった。
兎に角俺は自分自身の不甲斐無さに打ち拉がれ、顔も碌に覚えていない母様に会いたくて、捻くれた涙を流す毎日。
可愛気の無い餓鬼だと蔑まれる俺を……あんたは何も聞かず唯、抱き締めてくれた。
あんただって年端も行かない子供だったのに、俺はそんなあんたの温もりに救われたんだ。
あんたに抱かれながら、必ず強く成ろうと心に誓った。
強く成って誰にも傅く事の無い立場に成って、あんたを迎えに行こうって。
未だ其の野心は満たされていないけど、あんたの方から俺の懐に入って来たなら話は別。
今はどんな手段に及んでも、あんたを手に入れたい。
「くっ……んう…」
夢中になって自分を慰める俺がふと気付くと、姫の両眼が見開いている。
一瞬仕舞ったと思ったけど姫は声を上げもせず、きょとんと無防備な視線で俺の媚態を見上げていた。
ああ……既に出来上がっていたんだ。
持って来た酒はもう必要無いかもね。
一物を扱く手を止めないまま、俺は姫に問い掛ける。
「此れ……何か分かる?」
頷く姫。
「じゃあ、何をしているのか…は?」
此の問いには首を横に振った。
………可愛いな。
普段の姫も清廉だったけど、今のあんたは純真無垢な幼女其の物だ。
そんなあんたを…………穢したくて堪らない。
「ねえ……
口、開けて。」
優しい声色で言ってみると、深慮出来なくなっている姫の口は驚く程簡単に開いた。
「ん……良い子。」
其の開いた口に一物の先端を軽く差し込み、扱く速度を上げる。
「はっ……はあ……
も……射精るよ……くっ…
……達くっ!!」
びゅるっ…と噴き出した白濁が姫の咥内へ流れ込んでいく様を、快感に身動ぎながら俺はうっとりと見つめていた。