第4章 Destined future【イケメン戦国】
夕餉を終えた後、二人で月見酒でも…と姫の部屋を訪れる。
勿論、此の酒にも例の粉末が溶かされているけどね。
「姫……宜しいですか?」
俺が部屋の外からそう声を掛けても返事は無い。
「………入りますよ。」
静かに襖を開けて部屋に入ると、姫は褥も用意せず畳の上で身体を丸めて眠っていた。
此れも俺が与え続けている物の影響だろう。
ぼんやりとした意識の所為で微睡んでいる内に眠って仕舞った様だ。
すうすうと微かに聞こえる寝息ですらが酷く愛らしい。
俺は手に持っていた酒の乗った盆を置くと、其の傍らに膝を着く。
少し緩んだ襟元と裾から覗く肌はまるで陶磁器の様に白くて艶やかで、目が離せない。
此の肌に俺の痕跡を満遍無く散らして遣りたい……
そんな事を考えれば、俺の一物はあっという間に屹立した。
「はあ……仕方が無いな。
此れ……あんたの所為だからね。」
裾を割り下帯をずらして取り出した一物は、既にもう臨戦態勢。
其れを右手でゆっくりと扱きながら俺は吐息を漏らす。
「あ…はあ……」
先端から零れる汁が潤滑油となって右手が上下する度に、にちにちと下品な音が響いた。
「んっ……
気持ち悦いよ……。
ね……もっと…して……」
今、俺の頭の中で想像されている行為は、とても言葉に出来る様な物じゃ無い。
自分の悍ましさには熟々呆れるけれど、そんな下劣極まる夢想と同時に出会った時の姫の姿も浮かんでいた。