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keep as a pet【R-18 SS集】

第3章 傀儡-KAIRAI-【イケメン戦国】


ふん……

光秀らしくも無い。

蛇の様な此の男でも、主君の奥を気遣う事が出来るとは少々驚く。

「其れで?
 貴様は如何したい?」

「私に少しばかり、奥方様と語らう時間を戴ければ…と。」

光秀の事だ。

在れや是やと直接的に聞く心算では無く、下らない世間話でもしながらの腹積もりを読み取る気であろう。

其れを咎める気など更々無いが、どうせなら………


「は貴様が思っている程、底の浅い女では無い。
 彼奴の腹の底は俺だとて読み切れぬ。」

「おや、信長様でも…ですか?」

大して意外でも無い様相で口角を上げた儘の光秀に、俺の醜悪な感情が沸々と沸いた。

「貴様の目の前でを乱してやろう。
 表面を繕えぬの姿態を見て
 どんな女であるのか貴様が見極めてみれば良い。」
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