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keep as a pet【R-18 SS集】

第9章 豊臣の若紫【イケメン戦国】


俺と光秀が見つめる襖がそろりと開き、がおずおずとした足取りで部屋へ入って来る。


「どうしてが光秀の屋敷に……」

「俺が呼んでおいた。
 娶りたい女を自身の傍に置いておきたいのは自然な事だろう?」

「だからっ……
 光秀には渡さないとっ……」

「ならば、其の想いをへ伝えれば良いではないか。
 秀吉の考えを聞いてから、
 に選んで貰うというのが筋だしな。」


俯いた儘、上向けた視線で俺と光秀を交互に見遣る。

其の照れた様な、困り果てた様な……

とにかく桜色に染まった頬が何とも愛らしい。


「さて…では先ず俺の方から売り込ませて貰おう。」

そう言った光秀は腰を上げ、へと歩み寄りながら甘言を囁き始めた。
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