第8章 Spicy masochist【イケメン戦国】
の中で俺と信長様の先端が薄い肉一枚を隔ててごりごりと擦れ合い、其の刺激だけで無く思いも寄らない倒錯的状況に吐精感が湧き上がった。
「………くぅ…」
まさか此所で果てて仕舞う訳にはいくまいと、眉を顰め襲い来る悦楽に耐える俺を見下ろす信長様の目は艶やかに細められている。
ああ……信長様はだけで無く、俺をも辱めているのだな。
に対しては加虐体質の俺だが、信長様から見れば俺ですらも被虐対症なのか。
全く……第六天魔王織田信長に敵う人間など此の世には居らぬのだと思い知らされて仕舞う。
まるで俺と、二人を同時に犯している様な信長様の次なる標的は………
秀吉だった。
「秀吉……
未だ空いておるぞ。」
全員が其の言葉の意味を図りかね不審気に表情を歪ませると、信長様はの後髪をやんわりと掴み顔を上へ向けた。
「此所だ。
の愛らしい口が物欲し気にぱくぱくと喘いでおる。」
流石の俺でも思い付かなかった行為に背筋をぞわりと得体の知れない感覚が這い上がる。
の穴という穴を、全て男根で埋めようというのか?
其れは………
何とも唆る状況だ。
「いや……然し…」
躊躇う様子も顕わに動けないで居る秀吉を、俺も視線と言葉で誘う。
「秀吉……
には此れが悦びなのだ。
挿入れてやってくれ。」
其れでも未だ固まった儘の秀吉を突き動かすのはやはり信長様だ。
「別に貴様でも無くても構わんが?
今此処には未だ三本の男根が在る。」
瞬間、我先にと身動いだ政宗と三成と家康の気配を感じた秀吉は
「いえ!
俺が……」
颯爽と立ち上がった。