第8章 Spicy masochist【イケメン戦国】
己の媚態に男共が興奮しているという事実には、自身も随分と昂ぶる様だ。
確かに己が男共の醜い欲望の御菜に為れているというのは、被虐体質のに取ってみれば悦びなのであろうな。
其れに依って白い肌を桃色に染め、穴という穴から粘液を垂れ流し「あん、あん」と悦がるには流石に俺の下半身も反応を見せる。
こんなを見慣れた俺ですらがそうであるなら、他の輩が限界に達するのも無理は無いというもの。
「あーーー……くそっ……」
誰に対してなのか……
いや、自分自身に対してなのだろうな。
突然悪態を吐いた政宗が立ち上がり、一物を扱く手を休めぬ儘でへと早足で歩み寄って来た。
「こんなを見せ付けられて我慢出来るかって話だ。
なあ、光秀……
に触れるのは駄目でも……
此れ位なら許してくれんだろ?」
政宗の成そうとしている行為を敏感に感じ取った俺は、其の余裕無さ気に高揚する顔を見上げると口角を上げて小さく頷く。
それからの耳元で低く囁いて遣れば……
「……顔を上げろ。
…………御褒美だ。」
「……………ぅえ?」
俺の指顧に虚ろな視線で応じたの顔面に、びしゃりと政宗の吐き出した白濁が注がれた。
瞬間こそ目を瞬かせただが、その瞳は直ぐにとろんと蕩け出す。
眉間からとろとろと滴り落ちて来た未だ生温かい白濁を突き出した舌で受け止めたは、如何にも幸福だと言わん許りの柔い笑みを浮かべた。