第1章 溺れる復讐【イケメン戦国】
顕如さんから与えられる愛撫は只管に優しい。
私を拐い、破瓜させ、毎晩犯し続けた人と同じとは思えない程に。
「ん……んう…」
労わる様に私の全身に舌を這わせ、自分でもみっともないと恥じるくらいグズグズに蕩けた場所を指と舌で更に溶かす。
「け……にょ…さっ……
顕如…さん……
もう……もうッ……」
延々と続く悦楽に気が遠くなり、何度もその名を呼んで先へ進んで欲しいと促した。
だけど顕如さんは
「お前を破瓜させた時、俺は己の醜悪さに反吐が出た。
もうお前には髪一筋すらの苦痛も与えたくはないのだ。
であれば、充分に解し潤わせねば……」
そう言って更に私の中をやんわりと……でも執拗に掻き回す。
もう充分なのに……
これ以上続けられたら、きっと私……壊れてしまうから……
「お願い!
もう…挿入れて!!
顕如さんの……欲しいのぉ…」
朦朧とする意識の中、余りにも素直に口を吐いて出た懇願。
顕如さんの策に乗せられたのかもしれない。
ううん……顕如さんは純粋な想いで私に悦楽を与えたかっただけかもしれない。
でももう、そんな事どうでもいいんだ。
今は唯々……中に欲しい。
「女子にこうまで請われて、断る訳には行くまい。」
毎晩受け容れていた筈なのに、今夜はまるで違う。
ズブズブと私を侵略する様に挿入って来たソレは、酷く熱くて固くて……
私の形にピッタリと嵌る感触に、顕如さんの先端が私の最奧に触れた瞬間……
「ヒィッ…あ゛あ゛あああッッ!!」
私は気が狂った様な絶頂を迎えた。