第6章 黒い甘露【イケメン戦国】
「う゛っ……う゛っっ……」
抽挿される度に喉奥を刺激されて漏れ出す嗚咽。
其れを何度も何度も繰り返され、意識が朦朧とし始める。
「ん……そろそろ……
此の儘で…良いのか、信玄。」
僅かに余裕の無い声で問う謙信に、信玄はあっけらかんと答えた。
「ああ、構わないぞ。
には少し御仕置きが必要だ。」
「ふん……
俺の吐き出す物が仕置きとは……
酷い言われ様ではないか。」
「はははっ……
そう捻くれるなよ、謙信。
此れでもお前が果てる程に悦んでいるのは
俺も嬉しいぞー。」
「相変わらず適当な事を……」
暈けた意識の中で其の会話を聞きながら、悪寒が背筋を駆け上がる。
待って……
今此の状態で粘ついた液体を吐き出されたら……
だけど私には拒絶の言葉を言える筈も無く、せめてもの抵抗として頭を小刻みに振ってみたものの、其れが反って謙信の絶頂を助長して仕舞った。
「くっ……
射精すぞ。
吐き出す事は許さん。
全部……飲み込め。」
喉の奥へ一気に注がれる生臭い液体。
嚥下する心算なんか無いのに、勝手にどろどろと喉を流れ落ちる悍ましい感覚に私は心の中で絶叫した。