第96章 決着
貴方side
道塁「っ!」
大吾「っ!」
カンンッ
道塁「!」
道塁をすり抜けセーフになると思ったが、、
パアアン!!
出光「っ!」
大吾「!?」
審判「アウト!スリーアウトチェンジ!」
太鳳のような体制で無理に取りに行く出光、同点のまま8回に進む
__
7回裏
弥生「っ!」
パアアン!!
審判「ストライーク!」
大吾(……凄い、こんなに早い球を投げれるなんて)
私と弥生のポジションが代わり、7回裏が始まる
道塁や魚住達は驚いてたけど何となく体力消耗に近い事を分かってたみたいな表情だ
1番から始まる出光から
早さで出光は抑えるが、次の道塁、世古、魚住に打たれ
最新的に5-8で、大尾中に負けてしまった
☆☆
自動販売機前
試合終了後、私は皆と分かれ近くの自動販売機のソファに座っていた
……仁科に体力体力言いながら、私も結局最後まで投げれなかった……凄い、悔しいっ
道塁「怜花!」
貴「…道塁」
何故か私を見つけ声をかける道塁
道塁「私は、まだ未熟で弱い。けど、強くなって見せる。これからドンドン」
貴「そんなの、私だって強くなってやる」
道塁「今日の試合は、勝ったと思ってない。私は打てなかったし、怜花は最後まで投げなかったし」
貴「本当リトルから負けず嫌い」
道塁「そんなのお互い様でしょ」
芯のある表情で真っ直ぐ宣言する彼女は、相変わらず私と同じ負けず嫌い
出光「道塁ー!……え」
貴「げ」
出光「人の顔見て嫌な顔すんなよ!!」怒
貴「煩い」
出光「なっ」グサッ
魚住「星原」
ぞろぞろと魚住達まで近寄ってきた
魚住「噂以上実力だった、また勝負させてくれ」
貴「…同じ相手に、私は2度負けない」
道塁「私も負けない!」
道塁や魚住達に、軽く宣言しながら球場を去っていく