第95章 ピッチャー交代2
貴方side
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7回表、最終回
5-3のまま、点を同点にしないと負けが決まる
アニータ→丹波さん→星蘭の順で回る
1人でも出ないと負けが決まる状況
アニータが何とか1塁に繋ぐも、丹波さんと星蘭がアウト
次のバッターの睦子だが、粘りに粘って1塁に繋いだ
何とか道が作れたみたいだ
次の1番の千里、道塁の不調なのかファールで1塁に
同点どころか、逆転できる展開になり皆で喜ぶ
次の2番の太鳳、バントだが軽く抜けてアニータ、ギリギリ睦子がホームインで同点に…延長になった
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道塁side
道塁「……信じられない。中学軟式じゃ男子にだってマトモに打たれた事ないのに、何なのこの子達、何でこんなに女子が集まってっ」
魚住「道塁!!」
道塁「!」
魚住「しっかりしろ道塁!同点になっただけだ、1塁が空いてる。2 番目に危険な沢は歩かせて、次の茂野で勝負だ」
道塁「え、何で?今度は抑えるって!勝負させてよ!!」
魚住「道塁!!落ち着け、納得出来ないなら世古と交代だ」
道塁「………分かったよ」
☆☆
貴方side
『3番ピッチャー、沢さん』
弥生「!」
アニータ「敬遠!?」
睦子「次の大吾と勝負するって事?」
弥生は敬遠され、次の大吾に回る
『4番キャッチャー、茂野君』
道塁「っ!」
大吾「っ」
カンッ
審判「ファール!」
道塁「っ!」
パアアン!
審判「ファール!」
道塁「っ」
パアアン!
審判「ストライーク!」
道塁「っっ!!」
貴「!」
大吾「!!(あ、あれは……)」
パアアン!!
審判「ストライクツー!」
………あれは、オーバースロー…
リトル時代に、道塁が切り札にしていたあの…