第94章 ピッチャー交代1
貴方side
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ベンチ内
アニータ「えぇー!?ピッチャー交代?!使えへん仁科と!?」←
仁科「てめぇ、一言多いんだよっ!!」怒
千里「でもー、体力がない仁科じゃ足手まとい!」ニコ←
仁科 グサッ
太鳳「……千里、本当に無意識にハッキリ言うよね」
大吾が私の交代を皆に話すと、まぁ不満意見等言ってる
大吾「怜花の握力がなくなってきて、もうコントロールがなくなってきている。それに、準決勝の疲れも来てるし」
睦子「そうだよね」
弥生「…」
仁科(…さっきも抑える事出来なかったのに、本当に俺で大丈夫なのか)
風林でピッチャー経験は私と仁科、必然的に出すのは仁科しか居ない。睦子も一応あるけど、あくまで投げ合い程度だ
………どうするか……
皆が悩んでると、隣から提案がきた
弥生「大吾、怜花。残りの回、私が投げようか」
大吾・貴「……………えぇー!?」
太鳳「!」
セカンドの弥生が手を挙げながらそう言ってきた、全員驚愕の表情だ
睦子「え、弥生が!?」
大吾「でも…」
貴「……もしかして、経験あるの?」
弥生「うん、横浜リトルにね」
マジか、確かに言われればセカンドでも投げ方が早かった
睦子「でも、ポジション決めの時そんな事一言も」
弥生「ピッチャーって一番疲れるじゃん?わざわざ自ら立候補しないって。それに、うちには怜花が居るしさ」
大吾(そ、そんな理由……)
貴「……弥生、頼むな。怪我、しないでよ」
弥生「!……怪我って」
貴「ピッチャーはさ、怪我する時あるし肩壊す時あるからさ…」
弥生(………怜花、もしかして私が怪我で辞めた事勘付いてる……?)
次の7回裏、弥生がピッチャーで私がセカンドに入る事になる