第91章 体力消耗?
道塁side
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6回表
出光「2点差か…」
世古「まさか点差を詰められるとは思わなかった」
道塁「これ以上調子づかせない為にも、この回でたたいておかないとね」
魚住「ああ」
………とは言ったけど、ピッチャーは怜花。そう簡単には打てないのはリトル時代から知ってる
魚住「……絶対にボールから目をそむけるなよ、バットに当たらないと点が入らん」
出光「そんな事言わなくても今まで見たら分かるわ。さっきのホームランの借りは返す」
世古「思っきり打たれたもんな」←
出光「っ穿り返すんじゃねーよ!!」
道塁「出光が最初に言ったんじゃん」
☆☆
『1番セカンド、出光君』
大吾(前のイニングは下位打線だったけど、この回は1番からの上位打線だ。
怜花なら大丈夫だと思うけど、準決勝からあまり休めてないし体力が心配だ)
審判「プレイ!」
貴「っ!!」
シュッン!
パアアン!!
審判「ストライーク!」
出光(……っいや、早すぎて見えねぇんだけど……くそっっ)
大吾「ナイス!怜花!」
貴「っ」
パアアン!!
審判「ストライクツー!」
魚住(…準決勝からずっと投げてるはずなのに、一体どれだけ体力があるんだ)
道塁「…」
貴「っ!」
シュッ_
出光「っはあ!」
カンッ!
貴「!」
微かに当たり、丹波さん方面に行くが…
ポロッ
丹波「あっ…!」
貴・大「!!」
出光「よっしゃ!」
丹波さんは落としてしまい、出光に1塁に進められてしまう
仁科(またあの人は……)
丹波「すまん!」
貴「気にしないで、切り替えましょ。まだ終わってませんよ!」
丹波「あぁ」
顔真っ青な丹波さんに声を掛けながら先程を振り返る
………ヤバいな、一瞬握力がなくなったようで球がズレて投げてしまった
準決勝からの疲れなのか、握力はかなりある私だが少し痺れがあるように感じた
『2番ピッチャー、眉村さん』
道塁「…」
次は道塁か…