第9章 噂の新入部員8
大吾side
仁科(女が俺の球をかするかよっ!)
けど、太凰に迷いはなく打つ
カァァン!!
仁科・男子「!?」
パァン!
かするどころか、太凰はちゃんとボールをバットに当てたがサードフライに倒れる
太鳳「ちぇっ」
大吾「惜しい惜しい。さぁ、次次!」
千葉「おいおい、仁科の球を当てたぜ」
梅宮「マグレだろ」
2番には睦子が入る
パァァァン!!
菅原「ストライク」
睦子「えーちょっと高くない?」
睦子も簡単に見送り、判定に不満そうな表情を浮かべた。
丹波「茂野くん!」
大吾「あ、丹波さん!」
そこへ3年の丹波広夢先輩がやってくる
丹波「ところでこれは何をしてるんだ?もしかしてさっそく1年生の歓迎試合かい?」
大吾「歓迎…まぁそんなとこです」
渋りながらそう答える
カァァン!!
睦子もバットにボールを当てる
パシッ!
睦子「!」
大吾「あ…!!」
太鳳「うまっ」
しかし、ショートの彼が華麗なプレーを見せてアウトに取った。思わず見とれてしまうプレーだ
丹波「すごいじゃないか今年の1年生は!ピッチャーの彼も速いし、大豊作だ!こりゃ楽しみだなぁ!」
仁科(何だ…?どういうことだ…!?どうして打てる…?!)
一方、仁科は困惑中だった
……けど、悪いけど俺達はお前以上の速さの球を毎日見てる、打てて当然だけどね
ザクッ
3番には沢がはいる
仁科(女のくせになんで俺のこの速球に当てられる!?)
シュッ!!
沢「っ!」
カキィィン!!
仁科「!!」
弥生はこの試合で1番の快音を響かせる