第80章 意外な再会
貴方side
睦子「先発したのは今ショートを護ってる人。あの人もかなり速い本格派の右投げで、3回まで無失点。
それに2打点のキャッチャーを加えたあの3人、横浜リトルで弥生と太鳳が一緒にプレイした凄腕3人衆らしいよ」
仁科「なに!?」
貴「横浜リトルか…」
大吾「横浜リトルの凄腕?!なら普通、同じ硬式の所に入ったんじゃないのか?何で中学軟式に出てんだ!?」
貴「……仁科みたいに頭悪いから行けないんじゃないの?」←
仁科「………なんか言いましたか先輩?」
貴「何も?」ニコ
小声で言ったつもりなのに聞こえたか、耳良いな
睦子「…大吾、怜花。スコアボード見て気づいた?大尾の2番の名前」
大吾・貴「………!!」
スコアボードの2番には、"眉村"という名字が
タイミングよくピッチャーが代わり変わったのは、リトル時代に対決した眉村道墨だった
大吾「道墨ちゃん!?」
彼女とはリトル時代、話しはしなかったものの試合以来はよく話す間柄
物事がはっきりして、性格もしっかりしていた
何より、野球に対する情熱が同じで大好きだけど負けず嫌いな部分
まぁ、気楽に話せる相手だった
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そして、5-0にて大尾中が決勝にきた
予想外の出来事に皆で驚く
アニータ「なんやこのチーム。ていうか、あの4人で英邦倒しおった」
沢「出光、世古、魚住の3人に眉村ジュニアか」
太鳳「番狂わせっていうよりマークしてなかっただけだね、奴等なら英邦破っても驚きじゃないよ。
うちの勝ち目はゼロっす」
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2時間後、私達と大尾中の決勝が始まる
グランド
大吾「相手は英邦じゃなく大尾中になりましたが、英邦にかったなら強いに間違いありません。
でも、初陣でここまで勝ってきたんです。これまで通り気圧されず自信持っていけば勝つチャンスはあります。
勝って県大会に行きましょう!」
全「おおー!」
『大尾中学。ピッチャー世古君、キャッチャー魚住君、ファスト羽田君、セカンド出光君、サード早坂君、ショート眉村さん、レフト香田君、センター山室君、ライト三浦君』
1 番の千里から攻撃が始まる