第78章 予想外の結果1
貴方side
____
雨でコンディションが悪いながらも、見事柳川にコールド勝ちした私達
特に星蘭が最後にホームランを打った事に一番仁科が驚愕していた
仁科「しっかしマジで驚いたぜ、関鳥(せきとり)の大金星には。
まさか左キラーだったとか、そんなモン横澤審議委員会でもわかんねーわ!」
星蘭「っせきとりじゃなくてかんどり!!いちいち相撲用語交ぜて止めなさいよ!!」怒
会場の廊下を歩いてると
大吾「!…英邦」
向かい側から英邦野球部が歩いてくる
英.監督「おおー!風林中の皆さんか。見てたよ、ナイスゲームだ。決勝進出おめでとう」
大吾「え、あ、はい、ありがとうございます!」
英.監督「…!君が星原さんだね?」
貴「え?」
英邦の監督さんは私を見ると目を輝かせてる
英.監督「君の噂は聞いてるよ、決勝戦で戦うのが楽しみだ」
貴「…どーも」
……噂ってなんだ←強いと有名な事
沢「……怜花、引きつった笑顔だね」
睦子「怜花はただ野球が好きなだけだからね。あんま目立ちたくないんだと思う…」
沢「強豪校断った理由もそれだからね…」
__
球場外
大吾「うん、ここが土だしちょうど良いや。ここから投げてみて」
仁科「はあ?まだ試合まで2時間あるっての、肩つくんの早すぎんだろ」
大吾「肩を作る為じゃない。英邦打線を抑える為にこれから対策を練るんだ」
仁科「え?」
大吾「昨日雨が降り出しちゃって変化球見れなかったからね、今見せてほしいんだ」
仁科「…」
貴「……変化球観るのは良いけど、何で私も呼ぶの。昼まだ食ってないんだけど」
大吾「観ながら食べてて良いよ!怜花にも見てほしいんだよ、気になるでしょ?」
貴「…」
密かに気にしていた私の心情をスバリと当てる大吾に黙秘しながら、弁当を食べていた