第67章 終盤1
貴方side
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大吾「じゃあアニータ、脱いで」
アニータ「え…」
大吾「早く!プロテクターとレガースだよ」
アニータ「あ、そっち…」
……他に何があるの…
アニータの怪我は、捕手続行不可能と判断した私と大吾
…………
『風林中学、守備の交代をお知らせします。キャッチャー椛島さんに代わりまして、レフトの茂野くんがキャッチャーに入りレフトには丹波君が入ります』
サッ
大吾「……」
貴「……何か、久々にバッテリー組むわ。鈍ってないよね?」
大吾「大丈夫、練習は欠かさずしてっから。けど、何球か投球練習させて」
貴「あぁ」
大吾はそう言い切ってレガースをつける
大吾「練習球2球!」
貴「っ」
―パァァァン!!
ト部(正捕手のケガで出てきたか茂野…2番手捕手ってことは、正捕手の女よりスキルは下ってことなんだろうが……油断は禁物だ…あいつは昔からスペックの割に野球脳はたけえからな…)
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『2番センター、宮田君』
審判「プレイ!」
貴「…っはぁ!」
ーシュッ
__パァァン!!
宮田「っ」
審判「ストライーク!」
清和.監督(…完全に、隙がなくなった…これではうちの機動力野球は通じない…)
ト部(……っムカつくぜ…)
貴「!」
_パァン!
審判「ストライクツー!」
貴「っ!」
_パァァン!!
審判「ストライーク!バッターアウト!」
大吾「ナイス怜花!!」
3振に治める
『3番ピッチャー、ト部君』
次は、ムカつくト部。その次はアンディとクリンナップの2人を抑えなきゃいけない