第57章 初めての失点?3
貴方side
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―パァァァン!!
審判「ボール!フォアボール!!」
貴「……っち」
コントロールが乱れ、ストレートのフォアボールになる
ト部は、私を見た後一塁に歩き始める。
アニータ(どうしたんや…師匠が立て続けに2人も出すなんて…)
アニータは困惑しながらの表情
2塁まで出してしまう、ト部に関しては苛つきでコントロールが乱れてしまう
……くそっ、情けない……自分の心情なんて挟むべきじゃないのに
どうしても、ト部の顔見ると…ムカつく←理不尽
『5番キャッチャー、鈴木くん。』
大吾(ここでアンディか…)
5番にどっしり構えたでっかいアンディが入る
……このままじゃダメだ
私はアニータにサインを送る、秘かに考えたタイムの合図
アニータ「!!…タイム!」
審判「タイム!」
タッ…
アニータが私の合図に気付き、走ってくる
アニータ「……師匠、大丈夫ですか?」
貴「…ごめん」
アニータ「え!?な、何で謝るんですか!?」
貴「……さっきの3番とは、リトル時代から対抗心があるんだ。
それで、負けたくなくてムカついてコントロールを乱してしまった」
アニータ「…師匠にも負けたくない相手いるですね」
意外そうに見てくるアニータ
貴「…同じ投手だと特にね。特にト部とはしょっちゅう喧嘩ばっかで気が合わなかった。
……だからこそ、負けたくない」
アニータ「!」
貴「……勝つ為に、力を貸してくれ。相棒」
アニータ「!はい!」
少しだけ、アニータと作成を話しタイムを終える